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子どものお気に入りのおもちゃは、たくさん遊ぶので、壊れてしまうことも多いですよね。
そんなときはぜひ「おもちゃ病院」へ。
おもちゃ病院とは、全国各地にある、壊れてしまったおもちゃを修理してくれるボランティア団体。主に公民館や児童センターなどで開院し、基本的に無料で修理してもらえます。
ものを大切にし、感謝の心を持つ。親子でそんな経験をしてみませんか。
我が家のおもちゃが蘇った!
初めて利用したのは自宅近くの児童センターで開院していたとき。
子どもを遊ばせている時間内に修理していただき、「こんな短時間で?」と驚いたのを覚えています。
今回は、我が家のプラレールが動かなくなってしまったので、流山おもちゃ病院に駆け込みました。
その日の会場は、偶然にも息子が通っている幼稚園。
ドクターに中身を確認してもらったところ「これは重症なので入院が必要ですね」との事。汚れがひどく、モーター自体が壊れてしまったようです。
手入れせずごめんよ……と思いつつ、しばしのお別れとなりました。
数日後、拠点である流山クリーンセンターに受け取りに。
スイッチが入り元気良く動く電車に、親の私も思わず胸が熱くなりました。
中を綺麗に掃除してもらい、モーターも交換していただいたのに無料というのが申し訳ないくらいです。
使わず放置しておくとどんどん傷んでいくことや、たまには中身を掃除すること、使う電池の種類などのアドバイスもいただきました。
そして幼稚園から帰ってきた息子たちに見せたところ、予想通り大喜び!
この日は私1人で受け取りに行ったのですが、この笑顔をドクターにもお見せしたかったな…。
その後も、時間を見つけては直してもらったプラレールで遊ぶ息子たち。長男にいたっては、しょっちゅう中を開けてティッシュでお掃除。修理してもらい蘇ったことで、いちだんと愛着がわいたようです。
「ものを大切にしなさい」と言葉で伝えるよりも、実感があったのかもしれません。
おもちゃ病院のドクターってどんな人?
今回お世話になった、流山おもちゃ病院の代表・濱野さんにお話を伺いました。
「おもちゃドクターは定年退職後に在籍している人がほとんど。もともと機械いじりが得意なエンジニアもいれば、営業や事務出身の人もいますよ」
ドクターになるには研修があり、それぞれの得意分野で補完しながら作業をしています。
中にはお裁縫担当の「おもちゃナース」と呼ばれる女性も在籍しているんですって。
「いろんな人がいるけど、共通点は子どもが好きという事ですね」
持ち込まれるおもちゃで多いのは、私たち親世代が遊んでいたおもちゃ達なのだそう。思い入れのあるものを我が子にも使ってもらおうと、依頼があるそうです。
「おじいちゃん、おばあちゃんの代からのおもちゃが持ち込まれることもあるんですよ」と濱野さん。
家族みんながものを大切にし、おもちゃは時代を超えて愛してもらえる。子どもだけでなく、親としても気づくところが多いのではないでしょうか。
流山おもちゃ病院の拠点にある工房
たくさんのパーツがストックされています!
いちばんのやりがいは、子どもたちの「ありがとう」という声や、嬉しそうな顔を見られること。これが最高の報酬なのだそうです。
最後にママたちにメッセージをいただきました。
「ぜひ一度おもちゃ病院を利用して、ものを大切にする心を育てるきっかけにしてください」
今回取材した「流山おもちゃ病院」の開院スケジュールはこちらです。
TX沿線のおもちゃ病院情報
各おもちゃ病院の開院スケジュールや会場は、ホームページを参考にしてください。
荒川おもちゃ病院
http://www.arakawa-shakyo.or.jp/service/toy_library.html
流山おもちゃ病院
http://nagareyamaomocha2.blogspot.jp/
柏おもちゃ病院
http://www.kashiwaomotya.com/
おもちゃ病院 野田
http://toyhospitalnoda.web.fc2.com/
おもちゃ病院 ピノキオ(つくばみらい市)
https://www2.tm-shakyo.jp/volunteer-group/pinokio.html
つくば市おもちゃ病院さくらんぼ
http://www.geocities.jp/toy_sakuranbo/Omocha2008.htm
(ライター ゆうこ)