“からだとこころのコンディショニング”してみませんか？　ママのためのヘルスケアプログラム「健幸スマイルスタジオ」

2024年1月22日

普段は元気に過ごせている方でも、産前産後には体調の変化が起きやすいだけでなく、こころの不調や悩みまで抱えてしまうこともあるようです。とはいえ、ママは子育てや家事に忙しく自分のケアまで手が回らないため、なかなか不調を改善できないままになってしまいますよね。
そんな毎日頑張っているママやプレママのための、心身のリフレッシュと体力づくりができる、ママのためのヘルスケアプログラム「健幸スマイルスタジオ」に参加してきました！

「健幸スマイルスタジオ」対面教室が柏の葉「チコル」で開催

「健幸スマイルスタジオ」の対面教室は月に1回、柏の葉キャンパスの子育てライフを支援する施設「チコル」の中で開催しています。今回の参加者は6名。3名はお子さんを連れての参加です。

会場でチェックインしたら、まずは通信機能を備えたヘルスメーターで体重や体組成、基礎代謝などを測ります。そのデータはクラウド健康管理アプリ「からだカルテ」に取り込まれるため、普段から体調管理が簡単にできるようになっています。

また、歩数計アプリ「HealthPlanet Walk (ヘルスプラネットウォーク)」には日々の歩数が記録されるので、日頃の自分の体調に合わせて目標をたてて運動に取り組むことができます。「健幸スマイルスタジオ」に参加すると、これらのアプリを使うことができます。

まずは保健師の土屋さんによる体調チェックから。
「皆さん、今日は『動く、学ぶ、つながる』ための時間を持っていただき、日頃のストレスを発散していってくださいね！日頃身体で気になっていることはありますか？」

「肩こりが酷くて、何をしてもダメで、マッサージに頼ることもあります」
「産前から両ひざが痛いのですが、片方ずつ痛くなるので、今は右膝が痛いです」
「私も膝が痛くて、子どもの動きに追いつかないことがあります」
「腰が痛いので気を付けています」
「片頭痛持ちなので生理周期に合わせて痛くなることがあります」

などなど、皆さん、さまざまな悩みをお持ちのようです。次はこれらのお悩みを解消すべく、トレーナーの石原さんの指導で運動プログラムに進みます。

いよいよ身体のコンディショニングです！

「今日は重力に負けない身体づくりをします。ママの場合、お子さんを抱っこするので日頃から重力以上の負荷がかかっているため、ついつい猫背になってしまいがちです。それが肩こりなどの原因となっているので、まずは、姿勢をリセットしましょう！背中の大きな筋肉である広背筋を、その後に反対側の大胸筋をストレッチします」

次は足の付け根から背骨にかけてのストレッチです。右左にねじることで日頃使っていない筋肉を意識して伸ばします。

プランクポーズ１セット30秒の体幹トレーニング。これはなかなかきびしいけれど、皆さんすごく上手にできていました。

身体の横を支える筋肉のトレーニング。

今度は立位でのトレーニングです。片足でバランスを保ちます。

最後にスクワットで全身トレーニングですが、腰が丸まらないように角度が大事です。腰や膝など一か所に負荷がかかると痛みの原因になるので、全身を使って正しく動くことが大切です。余裕があれば、お子さんを抱っこしたままスクワットをしても大丈夫。

ここまでやると身体がものすごく温まって汗が出てきます。そして身体がほぐれて気持ち良い！土屋さんによると、運動をすると自己肯定感を高めるようなホルモンが出るので、疲れたと感じる時は、ちょっと頑張って10分でも5分でもいいので運動をしてみるといいそうです。

学ぶ時間は、ミニ講座「血圧を測りましょう」

運動の後は水分補給をして、学びの時間のミニ講座、今日のテーマは『血圧を測りましょう』です。日本人は高血圧になりやすいということで、注意したい生活習慣からお塩の選び方まで、身近な例をあげての土屋さんのお話しがとてもわかりやすかったです。

そのまま車座で交流タイム。遊び疲れた赤ちゃんはそのまま寝てしまいました。話題は子育ての悩みから、日頃のスキンケアやお化粧について。最後はママたちの定番の悩みである卒乳の話まで、初対面のママたちがほとんどにもかかわらず、とても盛り上がりました。

参加してみてどうでしたか？

Uさん：柏の葉には2021年に引っ越してきて、知り合いがいなかったので、ママ同士のお友だちも欲しいと思っていたのと、妊娠してから体重がかなり増えて膝を痛めてしまっていたので、無理せずにちゃんとした動きで体重を戻していきたいという目的もあり妊娠7ヶ月ごろから毎月参加しています。産後は2週間経ったころには復帰しました。お医者様からも体重が増えたので、どんどん歩いてくださいねって言われたのですが、昨年の8～９月は猛暑で外ではちょっと動けないので、涼しいスタジオで運動ができてとても良かったです。
妊娠中は座ってできる運動プログラムを教えていただいたので、全く無理無く運動できましたし、オンラインで自宅でも同じように参加できるのもいいですね。

Yさん：１人目が生まれるまではダンスをやっていて、もともと身体を動かすのは好きでした。ただ、子どもを産んでから抱っこしたまま動くことが多くなったので膝を痛めてしまって、お医者様からあまり動かさないようにと言われて運動が全然できなかったんです。自分でトレーニングするにもどうやったらいいかわからないから怖くて全くできなかったんですが、今日指導していただいて、スクワットも正しい姿勢なら膝に負担をかけないでできるんだと気づくことができました！

保健師・トレーナー紹介

土屋　厚子さん（保健師・看護師）
元静岡県健康福祉部理事、保健師、SWC協議会健幸アンバサダープロフェッサー
浜松医科大学健康社会学講座研究員
東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員
厚生労働省地域の健康増進活動支援事業審査委員
浜松市都市計画審議会委員
厚生労働省地域づくり加速化事業アドバイザーその他多数

石原亜耶（コンディショニングコーチ）
NASM-PES（ナショナルアカデミーオブスポーツメディスン公認パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト）
スポーツ運動療法施設「 R-body」にて、アスリートや一般の方へトレーニング指導
病院・スポーツチームへの派遣トレーナー、専属トレーナーなど多数担当

「健幸スマイルスタジオ」とは？

「健幸スマイルスタジオ」は、内閣府SIP（戦略的イノベーション創造プログラム）による社会実装のための研究開発事業である「ママもまんなかプロジェクト」のプログラムの一環で展開されている、柏の葉エリアの妊産婦や子育てママが、心と身体を健やかに整えることができる場です。

※「ママもまんなかプロジェクト」は、子育て中のママや妊産婦への周囲の理解やサポートの少なさによって、育児負担が加重となり、ママ自身の心身のケアが後回しになってしまっている現状に対して、ママや妊産婦の方々に心身のケアや笑顔をサポートする体制を作り、周囲や社会の理解、共感、寛容性を高めていくためのプロジェクトとして、2023年秋にスタートしました。