ほうれん草は一年中流通している野菜ですが、寒風にさらされたこの季節には、その身を守るためにぎゅっと身を引き締めて糖度を増し、ビタミンCなどは夏場に比べて3倍も多くなります。どんな食材ともよく合うので、おひたし、白和え、炒めもの、スープなど、和洋中オールラウンドで大活躍。甘みを増して肉厚になった冬場が旬のほうれん草を、食卓にもたくさん取り入れたいですね。
ところが、アク(シュウ酸)が強いので、生で食べ過ぎるとカルシウムと結びついて結石を作ってしまうことがあります。軽くゆでたら冷水によくさらしてアクをとりましょう。また、生のまま油で炒めてもアクは飛ぶのですが、炒めすぎてビタミンCがこわれないようにしましょうね。
ところで、ほうれん草といえばポパイ。ポパイは大好きなオリーブを助けるために缶詰のほうれん草をガブッとひと飲みして、パワーアップしていました。
今も昔も、子どもたちには、栄養のある野菜を好き嫌いせずに食べて、心も体も強い人になって欲しいと願う気持ちは、万国共通だったのですね。
【過去記事】
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■第17回(和田先生)絵本であそぼう!
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■第13回(窪谷先生)冬の畑で育つ野菜たち
■第12回(和田先生)年始にふさわしい素敵な絵本
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