今回は定番絵本と話題の絵本の2冊をご紹介します。
『そらまめくんのベッド』 なかや みわ 作 福音館書店
そらまめくんのたからものは、くものようにふわふわで、わたのようにやわらかいベッド。
お友達のえだまめくんやグリーンピースのきょうだいや、さやえんどうさん達が、ねむらせてと頼んでも、だめだめ!と断ります。
自分のお気に入りをお友達に貸したくないなぁという気持ち、そして、貸してもらえなくて、くやしいなぁという気持ち、わかりますよね。
そんなある日、そらまめくんのベッドがなくなってしまいます。
最初は、ぼくらにベッドを貸してくれなかったばつさ!なんて言っていたみんなもかわいそうになってきて、ベッドを貸してくれるのですが、そらまめくんには小さかったり薄くて寝られなかったり。
お豆のさやのいろいろ、お子さんとキッチンで比べてみるのも楽しいですね。
さて、ようやくみつけたベッド、使っていたのは誰でしょう?
みつけたそらまめくんは、だめだめ!って言ったでしょうか?
ベッドが戻ってきて、みんなでお祝いのパーティーのあと、そらまめくんは、自分から、ベッドにみんなを招待します。ふかふかベッドで眠る、みんなの寝顔、とてもしあわせそうです。
かわいい絵とストーリーにほっこりしますよ。
そらまめくんのベッド、ぜひお子さんに実物を触らせてあげてくださいね。
これならみんな寝たくなるなぁって納得です。
『かがみのえほん きょうのおやつは』 わたなべ ちなつ 作 福音館書店
話題のかがみのえほんの第二弾です。
この絵本、片面の背景が、鏡のように反射する紙になっていて、直角に立てて読むと、手前の絵が映り込んで、奥行きのある、立体的な絵が現れます。卵を割って小麦粉、お砂糖、牛乳いれて、二人分のホットケーキを作りましょう。ネコのクロも一緒です。
絵本が3Dに見えることも驚きなのですが、さらに、お子さんが真正面からのぞきながら、ボウルやお玉に手を添えると、お顔や添えた手が映って、絵本の中に入り込んでしまったような感覚です。
親子で鏡の不思議な世界を楽しんでみてくださいね。
かがみえほん第一弾『ふしぎなにじ』もあります。
■第30回(川浦先生)下ごしらえで時間短縮!!
■第29回(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その7
■第28回(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その6
■第27回(木村先生)春の野菜
■第26回(和田先生)春を楽しむ絵本
■第25回(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その5
■第24回(川浦先生)今が旬!やわらか春キャベツ
■第23回(窪谷先生)端境期と春の到来
■第22回(和田先生)絵本であそぼう
■第21回(川浦先生)菜の花
■第20回(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その4
■第19回(窪谷先生)冬が旬のほうれん草
■第18回(木村先生)お雛祭り
■第17回(和田先生)絵本であそぼう!
■第16回(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その3
■第15回(川浦先生)ショウガの効能
■第14回(木村先生)節分
■第13回(窪谷先生)冬の畑で育つ野菜たち
■第12回(和田先生)年始にふさわしい素敵な絵本
■第11回(木村先生)お餅
■第10回(川浦先生)冬の野菜はなぜ甘い?
■第9回(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その2
■第8回(木村先生)冬至
■第7回(和田先生)クリスマスにぴったりな絵本
■第6回(窪谷先生)日本一の柏の小かぶ
■第5回(川浦先生)旬の野菜はどうしていいの?
■第4回(和田先生)おいもの絵本
■第3回(木村先生)おいも掘り
■第2回(窪谷先生)お洒落かぼちゃ バターナッツ
■第1回(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その1