ベジラボ連載更新!第9回「子供を野菜好きにする方法 その2」

子供の野菜嫌い偏食小食など・・・子供の食事については、いろいろな悩みもあると思いますが、子供の味覚も成長につれ学習を重ね、苦みの強い香りに対する拒絶反応も和らぐので、焦って無理強いして食べさせないことも重要です。
強制されると、それがトラウマになり、大人になっても野菜が大嫌いになってしまう恐れがあります。

食べ物を食べると、その化学成分が舌のみらいに触れて、電気信号に変わります。頭に運ばれた電気信号は、頭の別のところにしまってあった過去の経験と照合されます。やってきた信号が「食べて美味しかった」「食べて褒められた」という記憶と結びつくと「食べなさい」という指令となって食べることを促します

逆に「叱られた」「悲しいことがあった」という記憶と結びつくと、「食べるのをやめなさい」という指令となって、子供にはたべさせないのです。だから、頭にしまっておく記憶は、できるだけ「楽しかった」「いいことがあった」というものにしておくとよいのです。嫌な記憶、叱られた記憶は、ますますその味覚を拒否することにも結びつきます。

たとえばキャンプに行って食べたら、今まで嫌いだったものが食べられて、その後もずっと食べられるようになったということは、この典型的な例です。

ですから、ちょっとでも食べてみたときにはうんと褒めてあげてください。野菜を食べられた!という自信を持つことも、野菜を食べるきっかけになりますから。