「子育てが楽しくなるまちを作ろう」企画第三回目開催!


「子育てが楽しくなる街をつくろう!」三回目となる今回は、8組のママさん親子にご参加いただきました。

子ども達も元気一杯です。

 活動活性化にむけて

今回は柏市の子育て支援について柏市 子育て支援課の矢作さんからお話を頂きました。

日本全体として少子化傾向にある中、若い世代の人口が急激に増えつつある柏の葉周辺は、人口増加のピークの山が更に先になる見込みで開発が進められているそうです。

市内は高齢者が二割以上を占めますが、未成年も二割程度と多く、都市部とそうでない地域との繋がりの希薄さを問題視しているそうです。若柴地区に限っては高齢者(約9%)より0~5歳(約13%)の割合が高いなんて驚きです。

古くからお住まいの世代と新しく転入してきた世代との繋がりを支援する為、団体や市民活動、その他様々な活動の活性化に向けて支援・補助金制度・協力もあるようです。

みんなでつくる 安心、希望、支え合いのまち 柏

柏市は中核市への移行により、県から多くの権限移譲を受けた事で「第四次総合計画 」という計画のもと、地域に即した様々な子育て支援を行っているそうです。

希望の多い中学校の設立についても現在進行中との事です。楽しみですね!

様々な支援

児童手当は突然新しい支援が発生する事もあります。例えば「子育て世帯臨時特例給付金」。増税を受けて子育て世帯に給付金が支払われる制度で、申請期限平成27年1月5日(月)と迫っていますが、対象者の皆様は既に手続きはお済みでしょうか?

あかちゃんほっとステーション他にも経済的支援、保育・預かり支援、相談、子育て支援、情報提供、新しくパパママになったご両親へ向けた講座等様々な助成制度があるそうです。
また、おむつ替えや授乳のために利用できる施設「あかちゃんホットステーション」の拡充を心がけているそうです。出先で困った時に、こういった施設があると助かりますね。

情報を行き渡らせたいけれど

かしわ子育てハンドブック様々な支援があるにも関わらず、中々その情報が行き渡らない現実に、頭を悩ませている面もあるそうです。

子育て支援課では「かしわこそだてハンドブック」を配布していますが、存在を知られていなかったり、市役所やサテライトに行かなくても電子版の配布や、無料配送が可能である事が伝わっていないケースが多いようです。

環境が変わる(学年上がり、転入等の)際に、情報をお届けできるように力をいれているそうで、来年も発行予定があるそうです。こちらは毎年発行だそうです。

「広報かしわ」は新聞の折り込み配布が主軸ですが、新聞を購読していない世帯には市役所やサテライトで直接受け取るか、電話、ファックス、郵送、ウェブから無料配送依頼ができ、スマホやipad向けのアプリ「i広報誌」で受け取る事も可能だそうです。

その他にも子育てサイト「はぐはぐ柏」、一歳六ヵ月検診の際に、絵本を一冊プレゼントする「ブックスタート事業」等、様々な取り組みがあります。

県全体では、妊娠中又は子育て中のご家庭優待カード「チーパス」が。提示すると優待サービスが受けられるのだそうです。

様々な支援、それらを全部漏れなく受けている事ができているか、不安もありますよね。

ワークショップ

さて、毎回恒例のワークショップですが、今回は前回分と一緒にまとめて行う事になりました。とはいえ、やはり殆どが今回の件で占められていました。

(見たいポストイットをクリックすると拡大します)
今回も2グループに分かれての発表でしたが、どちらも情報の拡充に多く意見が上がっていました。

本日出たサービス例については、ほとんどの方がある程度網羅できていたそうですが、チーパスの対応状況など、細かなサービス内容についてはママ友さん同士の会話から知る事の方が多く、情報が偏りがちに。
保育園など、同じ時期の育児をしているお母さん同士で集まり、情報を共有できる場所が増える事が一番の安心への近道なようです。

市役所やサテライトが思っていた以上に育児支援を行っていると判ったものの、情報が欲しい時に営業時間外であったり、つわりや体調不良、入院等の問題で資料や支援を受け取りに行けない場面の方が多い事も問題にあがっていましが、それに対して市のサービス(無料配送やネット配信)もっと周知するにはどうしたら良いかが今後の課題として残りました。

そして、中学校設立を始め、保育施設の拡充や、環境改善を求める声も大きくありました。
市では耐震設計が古い施設から順次修繕の方向で改良を進めているようですが、中々施設を増やせず、利用者側も希望する近隣施設の利用が出来ず、不便を強いられるケースが多い事についても課題が。

市が提供している育児の電話相談窓口については、顔の知らない相手に何を相談できるかという不安感的なものがあり利用しにくく、逆に支援センターのような顔をあわせる所の方が相談しやすい、というご意見も。電話スタッフさんも頼れる存在である事を対面で知ってもらえる環境を作った方が良いのかもしれませんね。

又、育児に対する悩みだけではなく、近隣保育施設空き情報等の相談を請け負うアシストコールもあるとの事で、まだまだ知られていない窓口が沢山ある事を知るいい機会になりました。
市で行っている訪問タイプの支援事業の中には、いつ来るか分からない場合が多く、利用したい時に出来ない事が多いというのも課題としてあげられました。

様々な問題に対する市の取り組みが、思った以上にあった事は収穫ですが、やはり情報に関する課題は大きい様です。

美味しいサプライズ!

休憩時間、千葉大学さんからまたおいしいお差し入れジャム&クラッカーを頂きました!
ジャムは全て千葉大の加工品!りんご(紅玉)、マーマレード、りんご&キウイ。
どれもおいしいジャムでした。中でもりんご&キウイが大人気!あっというまに無くなっちゃいました(笑)在庫があれば、営業日にいつでも購入が出来るそうです。

加工にまつわる小話もきけて、また一つ勉強になりました♪ごちそうさまです!

次回に向けて

参加者の皆様、並びにご協力頂いた皆様、見学の皆様、ご参加有難うございました。
お蔭様で第三回目も様々な課題を浮き彫りにする形で、良い収穫を得る事が出来ました。

第四回目12月25日、テーマは「千葉大学の柏の葉キャンパスについて」です。
駅周辺の大きな区画を占める千葉大学の役割についてなどのご紹介を頂く予定です。
また、丁度クリスマスの為、ちょっとしたクリスマス会も予定しています。
どうぞお楽しみに!

ミーティング開催報告ご興味のある方、参加してみたい方、取材希望の方、「ままてぃ」までお問合せください。
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