木々の枝が芽吹き始めましたね。私は20代に、山形県蔵王スキー場で住み込みのバイトをした事がありました。一面雪景色の山奥から下山して東京に帰ると、色鮮やかな花の色から四季の移り変わりを感じ、心が奪われました。
そして蔵王の山々では、ゴールデンウイーク明けになると、山菜が勢いよく伸びます。私は、山菜摘みのお手伝いにも借り出されました。コゴミ、タラの芽、細竹などなど…山菜のアクで手を真っ黒にしながら摘み、下処理をして瓶詰めで保存するのですが、その過程が大好きでした。
さて、なぜ春の野菜はアクの強いのか?それは春の野菜の持つアクで身体を体中からリセットさせるからです。野菜は、それぞれの季節に相応しい働きをしてくれます。夏は気温も高く暑いので、身体を冷やしてくれる野菜(キュウリ、ナス、トマトなど)、秋から冬には、冷えた身体を暖める野菜(大根、里芋、サツマイモなど)。野菜は身体にとって、とても大切なものなんですねー
今回は、春野菜のフキを使って炊き合わせを紹介します。フキのちょっと苦味と爽やかな香りで春を味わい、身体のリセットしましょう~
フキ 1束
鶏挽肉 200g
ネギ 15センチ
椎茸 1枚
卵 1個
塩 小さじ1/2
醤油 小さじ1
片栗粉 大さじ1
出汁 800cc
下準備
■フキは葉を切り落として茎の部分を3等分に切り、まな板の上で塩をふりかけて、手のひらでこする。
鍋に湯を沸かして下準備をしたフキを3〜5分茹でる。水に浸し一本一本筋を取り除く
■鍋にお湯を沸かして団子にして、団子の表面が白くなったら取り出す。
作り方
1.出汁に塩、醤油を入れて一煮立ちしたら、下準備をした鶏団子を加える
2.団子に火が通ったら、下準備をしたフキを加え炊き合わせる。
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