ベジラボ連載更新!第24回「今が旬!やわらか春キャベツ」

春ですね~出会いと別れの季節です。
卒園したり、進級したり、引越しするお友達がいたり・・。
春の空気には、変わっていくことへのワクワクとせつなさが混じっているみたいです。

さて、畑も冬から春へと表情を変えていますよ。お店に並べられた野菜たちも春の新顔が増えてきました。
山菜、グリーンピース、スナップエンドウ・・そんな中、今お店にドーンと山積みにされているのは、キャベツ
スーパーなどですと通年出回っていますが、3月下旬~5月に採れるものは春キャベツと呼ばれ、葉が柔らかく、生で食べるととてもおいしいのです。

【キャベツの千切りには意味がある】
キャベツと言えば・・あの胃腸薬の名前で有名なビタミンをたっぷり含んでいることで有名ですね。そう、キャベジン(ビタミンU)です。
胃酸の分泌を抑え粘膜の修復を助けると言われているキャベジンは、水溶性で熱に弱いため、茹でたり炒めたりすると壊れてしまいます。今の季節は、せっかく柔らかい春キャベツがあるのですから、生食がおすすめ
さらに、キャベツにはダイコンと同じ消化酵素ジオスターゼも含まれているため、脂っこいメニューの時に生キャベツを食べると、本当にすっきりした感じがします。キャベジン(ビタミンU)+消化酵素ジオスターゼの効果です。
とんかつ屋さんで、揚げものの横に千切りの生キャベツが添えられているのは、栄養学的にとても正しいことなのです。

【キャベツの芯】
そのほか、是非お伝えしておきたいのは、キャベツの芯についてです。
キャベツにはビタミンC(風邪の予防や肌荒れ防止、疲労回復などに効果)が含まれていますが、これは芯のまわりや芯に多く含まれています。ぽいっと捨ててしまわず、芯は薄切りしてサラダなどに混ぜて食べてしまいましょう。
どうしても食べづらい時は、煮物や汁物に入れると、ほくほくお芋のような食感になり、無駄なくおいしく食べられます。

【保存法】
キャベツを丸ごと使いきるのが大変な時は、切り口が空気にふれないようにラップをして冷蔵庫へ。また、軽く塩ゆでして冷凍しておけば、シチューやサラダに大活躍してくれますよ。

【春キャベツがたくさん食べられるお好み焼き風サラダ】
春キャベツがたくさん食べられるお好み焼き風サラダ材料(4人分)
キャベツ1/2玉
トッピング
かつおぶし・青海苔・桜エビなどお好みで
ドレッシング
とんかつソース:マヨネーズ:みりん1:1:1

作り方
(1)キャベツは千切りにする。(スライサーを使うと良い)
(2)トッピングをかける。
(3)ドレッシングを作る。みりんを煮切って(火にかけアルコールをとばすこと)、冷めたらソース、マヨネーズと合わせる。

キャベツがいくらでも食べられちゃうお好み焼き風サラダ、子どもたちも大好きです。
是非お試しくださいね~!

【過去記事】
■第24回
(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その5

■第23回
(窪谷先生)

■第22回
(和田先生)絵本であそぼう

■第21回
(川浦先生)菜の花

■第20回
(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その4

■第19回
(窪谷先生)冬が旬のほうれん草

■第18回
(木村先生)お雛祭り

■第17回
(和田先生)絵本であそぼう!

■第16回
(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その3

■第15回
(川浦先生)ショウガの効能

■第14回
(木村先生)節分

■第13回
(窪谷先生)冬の畑で育つ野菜たち

■第12回
(和田先生)年始にふさわしい素敵な絵本

■第11回
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■第10回
(川浦先生)冬の野菜はなぜ甘い?

■第9回
(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その2

■第8回
(木村先生)冬至

■第7回
(和田先生)クリスマスにぴったりな絵本

■第6回
(窪谷先生)日本一の柏の小かぶ

■第5回
(川浦先生)旬の野菜はどうしていいの?

■第4回
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■第3回
(木村先生)おいも掘り

■第2回
(窪谷先生)お洒落かぼちゃ バターナッツ

■第1回
(大瀬先生)子供を野菜好きにする方法 その1