10月に入りいよいよ秋めいてきたこの頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
先日、9月28日(木)につくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅前のカンファレンスセンターにて「TX職ママフェスタ2023」が開催されました。
「働きたい」という気持ちを持っているすべてのママを応援したい!という意気込みで始まった「TX職ママフェスタ」。
第6回を迎えた今回は「新しい時代に、新しい私の働き方」をテーマに掲げて開催しました。
参加者は約120名、出展ブースは企業、起業家ママ合わせて13ブース、ハンドメイドミニマルシェ柏も出張開催していただきました。
総勢150名以上が一同に会する過去一番の盛会となり、ままてぃの10周年を記念するイベントとなりました。
ご参加くださった皆さま、ご出展くださった皆さま、その他様々な形でご協力くださった皆さま、ありがとうございました。
この記事では、午前の部の開催レポートをしていきます!
数年前のあたりまえが通用しなくなっていく新しい時代の到来。「働き方」もどんどん多様化しています。
多くのママが自分らしい「職ママ」のスタイルを見つけて、これからの働き方のヒントになりますようにという思いを込めて、運営スタッフ一同参加者をお迎えしました。
開場してすぐに、続々とママたちが来場!受付にはベビーカーが並びました。
事前予約してくださった先着100名様にはfuacha(ファーチャ)の果茶と菊芋茶をお配りしました。
企画、出展、参加者は子育て真っ最中の現役ママたちと新しい働き方に共感してくださる企業の方々!
当日の講演会場では、参加されたママたちは、乳児を抱っこしながら、またマットで幼児を遊ばせながら、先輩「職ママ」である講演者の話にしっかり耳を傾けていました。
席についてくれた参加者には、スタッフからfuachaのばら花冠茶(かかんちゃ)をご提供。お茶を楽しみながら講演を聞いていただきました。
ファミリー向け商品の企業様や、ママが働きやすい求人企業がブース出展!
正社員、アルバイト、在宅ワーク…など、ママが働きやすい求人募集企業やママに嬉しいサービスを提供している企業が出展し、会場を盛り上げてくれました。
(敬称略、順不同)
三井不動産株式会社
講演は午前の部・午後の部で計4名のママが登壇。司会進行はフリーアナウンサーの岡田亜紀さん!
午前は、バイタリティ溢れるママ経営者の2名が登壇。
経営と子育ては両立できる?〜鍵は“頼れるところをつくる”と“自分を褒める”〜
Story Design house(株)代表取締役 隈元瞳子さん
映像制作、戦略PR会社を経て、2014年にStory Design house株式会社を設立。
「意志あるところに、道をつくる」というミッションのもと、スタートアップから大企業の新規事業開発まで、新たな事業の成長支援をコミュニケーション領域から取り組む隈元さん。
事業の可能性を世の中のニーズにつなげていくことで本当に必要な新しい価値を様々なコミュニケーション方法で必要な人に届け、クライアントの経営を後押ししています。
隈元さんは、昨年の11月にご出産されたばかりで0歳のお子さんのママでもあります。
忙しく働く中で自分がやっていけているのには、保育園、夫、両親、社員という4つの頼れるところがあるからとおっしゃる隈元さん。
・生後4か月の頃からお子さんを保育園に。先生に愛情を注いでもらい安心して任せられる保育園が生活の支えになっている
・ご主人の職場がリモートワークなど子育て環境を整備してくれており、お互い協力しながら必要なピースを埋めている
・近くに住んでいる両親にはかなり頼りきり…。しかし当たり前だと思わず、感謝の気持ちを伝えながら協調関係を築いている
・社員には打ち合わせの時間を柔軟に変更してもらうなど、お互いの事情を理解しあえる関係づくりを意識。双方が当たり前と思わず信頼関係を築くよう努めている
とのこと。
子育ても仕事も人頼みで中途半端じゃないかと自分でも思うとおっしゃる隈元さん。
しかし、ネガティブな感情に振り回されず「自分は頑張ってるじゃん」と自分を褒めて、できないことも含め今の状態を受け入れて仕事と生活のバランスを取っているのだそう。
ご主人と2人で「私たち頑張ってるよね!」と声がけし合っているとおっしゃっていたのも印象的でした。
見習いたい姿勢ですね。
子育てのスキルは仕事に活かせる〜私らしい新しい働き方〜
(株)CROSS ASIA 代表取締役 篠原晋寧
職ママフェスタ主催者、ままてぃ代表の篠原。中国出身で中学生の娘を持つママ。
マーケティングリサーチ会社に就職後、産休・育休を経て復帰するも2012年に退社し、株式会社CROSS ASIAを創業。
親子を対象としたイベントの企画運営、コミュニティスペースのプロデュース、商品開発やマーケティング、在宅ワークプロジェクトを行なっています。
コロナ禍に「fuacha花茶と果茶専門店」を立ち上げ、EC事業を新たにスタートさせました。
子育てと仕事の両立に悩む日々が続いた自身の経験から、
・楽しくて達成感があり、子どもがいることがハンディになるのではなくプラスになる仕事をしたい
・自身が持ってるスキルを活かしたい
と考えこの2つを掛け合わせて、子育てのコミュニティを活かして「コミュニティマーケティング事業」をメインの事業としてやっていくことを決意しました。
子育てと自分のスキルを生かして新たな仕事を見つけるのは誰でもできるという篠原。
子どもが小さいうちは(仕事やキャリアを諦めるという意味でなく)仕事や他のことよりも子どもが大事なので子どもの成長を見守ることが重要だと思うとし、
・今の仕事を楽しめるのであれば100%楽しんでほしい
・その中で楽しみ方を見つけるのもいい
・それがどうしても無理なら無理することなく仕事の形態よりも楽しさや達成感を重視した方がいいと思う
と参加者にアドバイス。
「その“状態”は不変ではないので、いつでも変えられる」と熱を込めて伝える篠原。
子どもの成長に合わせてバランスを調整していけばまたいつでも違う仕事ができるので、悩まずに一歩踏み出してやってみてほしいと参加者にエールを送りました。
夫婦でうまくやるコツは?という参加者からの質問を受けて
・見えない家事をタスク化して夫に伝えてお互いにやることを決める
・感情的になって夫婦の関係を壊さない
・たまには手放すこと。家を離れるという時間を作り、気持ちをリセットする
と回答。
これには司会の岡田さんからも「かっこいいですね〜!」という声が上がりました。
隈元さん×篠原のトークセッション:進行・岡田さん
トークセッションでは、司会の岡田さんが2人に質問を投げかけて、それに隈元さん、篠原が順に答えていくというスタイルでお送りしました。
司会の岡田さんも2児のママということもあり、とてもテンポよくトークが弾んでいました。
起業を決めた時のご家族の反応は?という問いに対して
「あまり相談せず決めた後に報告し、反論の余地を与えなかった」という隈元さん。これからどうなるかまだ自分も分からない状態で家族に余計な心配をさせたくなかったという気持ちもあったそう。
一方ままてぃ代表の篠原は、うちは真逆と話す。「夫は予想外のことが起こるのを好まないタイプの人間。でも(私が会社勤めで)心身のバランスを壊すくらいだったら好きなことをしたほうがいいねと最終的には起業を応援してくれた」とのこと。
対照的な2人の回答がとても印象に残りました。
特別企画も同時開催で特設会場にはたくさんの笑顔が!
キャリアカウンセリング
会場には事前予約をしていた希望者を対象に、キャリアカウンセラーに自分の悩みを相談できるカウンセリングブースも設けられました。
キャリアカウンセリングを受けた参加者のAさんは
「今後の働き方について漠然と悩んでいたので、自分の気持ちを聞いてもらい楽になった。カウンセラーの方はためになる情報をたくさんお持ちで、アドバイスもいただけて嬉しかった」
とおっしゃっていました。
子どもの写真撮影会
プロカメラマンによる子どもの写真撮影会ブースも設けられました。
ハロウィンの装飾を背にハイチーズ♪
その場にいるみんなが笑顔になっていました。
求人情報コーナー
求人コーナーには、自分らしい働き方を目指せる50件以上の求人情報も掲示されました。
スマホで写真を撮るママの姿も見られました。
子育てをしながら私らしく「働く」こと、「社会に関わる」ことへの意識の高さを、会場の現役ママから感じる熱い午前の部でした。
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