つくば市研究学園にあらゆる世代が集える場所~つくば市役所コミュニティ棟~


今年5月に「つくば市役所コミュニティ棟」(以下、コミュニティ棟)が、つくば市役所敷地内に新しく開設されました。
1階は子連れ家族がくつろげる広いキッズスペースと、誰でも利用できるオープンスペースや会議室があり、完全バリアフリーで最新デザインが施されているフロア。

私たちままてぃも、月イチで開催している親子向け“ママサロン”で会議室を借りて、読み聞かせや工作などを通して、親子同志の交流の場として利用しています。

ママサロンの様子。会議室6は大きな窓があって解放感たっぷり

そんな新しく出来たコミュニティ棟について、つくば市文化芸術課の職員にお話を伺いました。

市民の声から生まれたコミュニティ棟

もともと本庁が手狭になっていたので、分庁舎として建設を予定していたところ、市民が利用できるコミュニティスペースがなかったこともあり、誰でも利用できる場所としてコミュニティ棟が完成しました。

1階は、予約なしで誰でも利用できるオープンスペースと子連れ世代がくつろげるキッズスペースのほか、団体で利用できる会議室が6室あります(会議室は要予約)。利用時間は午前9時から午後10時まで。会議室の利用料金は30分あたり100円~300円。
2階と3階は、つくば市役所執務室となっています。

キッズスペース。授乳室、ベビーベッドもある。

赤ちゃん連れの家族からシニア層まで、利用の仕方はさまざま

取材に伺った日も、ベビーカーでキッズスペースに遊びに来ていた赤ちゃん連れの親子の姿がありました。
オープンスペースではビジネスマンが打合せに利用したり、シニアの方が読書をしたり、
市の職員もランチ休憩に利用したりなどと、使われ方はさまざま。学生たちが遅い時間まで勉強している姿もよく見られるとか。
会議室はサークル活動の場として利用する人が多いそうです。

1階は最新構造とデザインが散りばめられたフロア

1階正面入り口からバリアフリー構造となっていて、各フロアには多目的トイレ、オストメイトが設置されています。
ところどころに配置されている本棚には、さまざまなジャンルの本が置いてあり自由に読むことが出来ます。また、フリーWi-Fiサービスもあります。

内装は落ち着いた色調で、大きな窓からは光が注ぎ込み、全体的に明るく温かみのある雰囲気。また木をイメージしたという柱をつたって上を見上げていくと、天井いっぱいに葉が広がっているようなデザインとなっています。
“大きな木の下に多くの人が集う”イメージとして、市長の想いが込められているそうです。訪れた際はぜひ見上げてみてくださいね。

オープンスペースには木のテーブルと椅子。飲食も出来る。

あらゆる世代の市民が集まる場所として

「年齢、性別、地域に関係なく、あらゆる世代の市民の皆さんに今後どんどん利用していってもらいたい。アンケートを随時実施しているので、利用者から感想や意見を聴収して改善を図っていきたい。」

つくば市は「SDGs未来都市(※)」に北関東圏で唯一選出され、その実現のために「世界のあしたが見えるまち。」作りを掲げています。
その一端を担う役割として、コミュニティ棟が地域住民の交流の場となり、人と人が繋がり、地域が繋がり、つくば市全体が活性化されていく、そんな“大きな木の下に多くの人が集う”場所へと今後も期待が高まります。

つくば市役所コミュニティ棟

住所:茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111
アクセス:つくばエクスプレス「研究学園」より徒歩約7分
1階利用案内詳細:
https://www.city.tsukuba.lg.jp/kankobunka/bunka/koryucenter/1007126.html

※SDGs未来都市

SDGsとは、2030年までの国際目標で、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、公平性のアプローチとして地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。

つくば市は、経済・社会・環境の3側面におけるあたらしい価値の創出を通して、持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市として、国から「SDGs未来都市」に選出されました。

【つくばSDGs特設ウェブサイト】
https://www.tsukuba-sdgs.jp

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(ライター mayumi)

 

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