【柏の葉robotエンジニアリングクラブ】ロボット競技大会 報告

みなさん、こんにちは
担当Kです。
今回は、いよいよロボット競技大会本番です。みんなが作ったロボットは、果たしてどのような活躍を見せるのでしょうか?

前回のレポートはこちら↓↓↓

大会開始までに間に合え、ロボット整備

大会は、ららぽーと柏の葉本館の2階 クリスタルコートで行われます。10時の開館と同時にクリスタルコートへ向かうと、大会の会場が設営されていました。

会場の様子

リングの中には、わたしたちが作ったロボットと、相手のチームのロボットがありました。

リングの中の様子

大会が始まる13時30分まで、ロボットの整備試運転を行います。早速、両チームとも、ロボットの整備に取り掛かりました。

大人チームの様子

特にジュニアチームは、あちこちのネジが緩んでいたので、きつく締め直しました。

ジュニアチームの様子

相手のチームも、整備を進めます。

対戦相手の「Albus-Leo」チームと「Albus-Gemini」チームの様子

会場の裏では、なにやらすごそうなロボットの整備が進んでいます。

会場の裏の様子

さて、わたしたちのチームの方は、整備が完了したので、ロボットの試運転を行いました。
ジュニアチームは、試運転の際にフリスビーが詰まってしまいました。

フリスビーが開口部に詰まってしまい、出てきません

そのため、開口部を広げてフリスビーが引っかかることがないようにしました。

開口部を広げている様子

一方の大人チームは、はじめは正常に動作していました。

この時点では、しっかりとフリスビーが発射されていた

しかし、何度かフリスビーを発射していると、ローラーが外れてしまいました。
外れてしまったローラーを再度取り付けると、今度は勢いが弱くなってしまいました。
かと思いきや、元の勢いに戻りました。どうやらプログラムが正しく書かれていないため、コントローラーの操作方法によっては、ローラーの速度が遅くなってしまうようです。そして、今からこの問題を修正する時間は無さそうです。
そのため、ローラーの速度が遅くならないように、コントローラーの使い方を工夫することにしました。

再びフリスビーを発射していると、ローラーがまた外れてしまいました。しかも、軸を入れる穴の部分が割れており、取り付けができません。

丸で囲った部分が軸につける穴の部分。写真ではよく見えないが、割れてしまっている

この問題は、近藤さんが早急に修正してくれました。

近藤さんが修正している様子

その頃、ジュニアチームは、試運転を行いながら操作練習をしていました

操作練習の様子

すると、ロボットからネジが落ちました。どうやら締め付けが緩いところがまだあったようです。再びネジの点検を行います。

点検の様子

ネジの点検を終えたジュニアチームは、本番に向けて操縦士決めを行いました。

操縦士決めの様子

12時になり、メンバーの多くは昼休憩に入りましたが、一部のメンバーは残って作業を続けました。また、昼休憩に入ったメンバーも、戻り次第、作業に復帰しました。

大人チームは、ジュニアチームと同じく弾詰まりを起こしたため、開口部を広げました。

開口部を広げている様子

また、ローラーがよく取れるので、いろいろな方法でローラーを外れにくくするための工夫を試みました。

色々な方法でローラーの固定を試みています、

ジュニアチームの方も、ローラーの軸の部分の穴に輪ゴムをくくりつけて、ローラーを取りにくいようにしようと工夫します。

ローラーを取り付けている様子

さらに、ろんくんが、装填用のサーボモーターの固定が緩いことを指摘しました。そのため、私も手伝って、サーボモーターの固定をするために試行錯誤しました。最終的には、講師の藤本さんの提案で、サーボモーターとフレームを結束バンドでくくりつけました。

サーボモータと結束バンドが擦れていますが、一応ちゃんと動作しています

昼休憩の時間も終わり、大会開始まで残り30分となりました。

ジュニアチームは、改めて操作方法の確認を行いました。また、フリスビーを一度に連続して発射すると、ローラーが外れやすいことがわかったので、そのことをチームのみんなに共有し、気をつけて操作することにしました。

大人チームは引き続き、ローラーを外れにくくするために試行錯誤していました。しかし、再びローラーの軸の穴が割れてしまいました。なんとか大会開始までに修正が間に合いましたが、不安が残る形で大会に望むことになりました。

開会式

13時30分、大会が始まりました。
開会式では、まず、司会のお姉さんが、わたしたちのチームの概要について、説明を行いました。

開会式の様子

続いて、川節さんが、ロボット制作の過程ついて、簡単に話をしました。

つい先程まで、わたしたちがトラブっていたことまで話していました

川節さんの話の後、各チームが前に出て、それぞれ紹介を受けました。

ジュニアチームこと「TEKG」の紹介の様子

大人チームこと「封印されしフリスビー」の紹介の様子

対戦相手の「港アルバスJRT」の「Albus-Gemini」の紹介の様子

対戦相手の「港アルバスJRT」の「Albus-Leo」の紹介の様子

その後は、実況の小林さん久野さんを交えて、ルールの説明が行われました。

ルール説明の様子

ここで改めて、簡単なルールの説明を行いたいと思います。ルールは、相手のロボットのダメージパネルにフリスビーを当ててHPを削っていき、最後に残ったHPが多かったチームが勝利となります。なお、ロボットのHPがゼロになった場合は、その時点でロボットが停止します。

丸で囲った部分がダメージパネル。各ロボットにはこれが4つ存在する

そして、ロボットの操作は、ロボットに搭載されたカメラ映像を用いて、1人称視点で行います。

ロボットの操縦の様子(試運転の時に撮影したものです)

以上が、大会の簡単なルールです。

第1試合 TEKG & 封印されしフリスビー VS Albus-Gemini & Albus-Leo

いよいよ試合に入っていきます。第1試合は、わたしたち、柏の葉ロボットエンジニアリングクラブのジュニアチームこと「TEKG」と、大人チームこと「封印されしフリスビー」の2チームのペアと、港アルバスJRTの 「Albus-Gemini」と「Albus-Leo」の2チームのペアの対決です。

モニターに対戦する組み合わせが表示されました

バンパーが赤色なのが「封印されしフリスビー」チームのロボットで、バンパーが青色なのが「TEKG」チームのロボットです

バンパーが緑色なのが「Albus-Gemini」チームのロボットです

バンパーが黄色なのが「Albus-Leo」チームのロボットです

戦いの火蓋が切られました。
TEKG」チームは、相手の攻撃を避けてHPを極力減らさないように行動しました。

この画像の左奥から来る攻撃を避けています

一方の「封印されしフリスビー」チームは、積極的に前へ出ていき、攻撃を仕掛けようとします。
しかし、一向に弾は発射されません。それどころか相手の攻撃をもろに食らっています。

攻撃を食らっている様子(少しブレていてごめんなさい)

よく見てみると、地面にローラーらしきものが転がっています。どうやらローラーが外れてしまい、弾を発射できないようです。

丸で囲ったものが地面に落ちたローラー

攻撃ができないとわかってからは、頑張って相手の攻撃を避けようとしましたが、避けきることができず、HPがゼロになってしまいました。

ダウンするとダメージパネル一式の色が、緑色から黄色に変わります

ピー」と笛の音がなりました。ここで第1試合は終了です。両チームとも、周囲に散乱したフリスビーを回収しました。「封印されしフリスビー」チームは、外れたローラーの取り付けを試みましたが、次の試合までの取り付けは厳しそうでしたので、発射機構が動作しない状態で次の試合に望むことになりました。

フリスビーの回収と、ロボットの整備の様子

第2試合 封印されしフリスビー & Albus-Gemini VS TEKG & Albus-Leo

ここからは、ペアを変えて戦っていきます。第2試合は、「封印されしフリスビー」と「Albus-Gemini」のペアと、「TEKG」と「Albus-Leo」のペアが戦います。

戦いが始まりました。両者ともに攻撃を仕掛けていきます。

目の前で激しい打ち合いが行われています

激しい攻撃の末に、「Albus-Leo」チームのロボットが、HPがゼロになりダウンしました。

「Albus-Leo」チームのロボットがダウンした瞬間

味方がダウンしてしまった「TEKG」チームは、必死に逃げ続けます。しかし、逃げる途中で壁に激突してダメージが加わってしまい、HPがゼロになってしまう、いわゆる自爆をしてしまいました。

壁に激突した瞬間

こうして、第2試合は幕を閉じました。

第3試合 封印されしフリスビー & Albus-Leo VS TEKG & Albus-Gemini

第3試合は、「封印されしフリスビー」と「Albus-Leo」のペアと、「TEKG」と「Albus-Gemini」のペアの対決です。
試合が始まると同時に、両チームのロボットが動き出しました。しかし、しばらくして、「Albus-Leo」チームのロボットと「Albus-Gemini」チームのロボットが、突然動かなくなってしまいました。これを好機とみた「封印されしフリスビー」チームは、体当たりで攻撃をします。

「封印されしフリスビー」チームが体当たりで攻撃して、相手にダメージを与えています

さらに、「Albus-Gemini」チームのロボットの近くにいた「TEKG」チームのロボットも、押し出された「Albus-Gemini」チームのロボットと壁に挟まってしまい、身動きが取れなくなりました、こうして、「封印されしフリスビー」チームのロボットのみが動いている状態で、第3試合は幕を閉じました。

接戦!! エキシビジョンマッチ

ここからは、ロボット競技リーグ「CORE」の1部リーグを突破した、「TRK」チームと「MKNG」同士で、エキシビジョンマッチを行います。どちらのチームのロボットも、とてもかっこいいですね。

「TRK」チームのロボット。なんだか戦艦みたいですね

「MKNG」チームのロボット。なにやらタイヤにギザギザがついています

いよいよ、戦いが始まりました。両チームとも、短い間隔で弾を発射します。特に「MKNG」チームのロボットは、ものすごい速度の連射を見せていきます。

3発の弾がかなり短い間隔で発射されています

一方の「TRK」チームは、離れた距離から弾を正確に当てていき、「MKNG」チームのHPを少しずつ減らしていきます。

「TRK」チームの攻撃が「MKNG」チームに当たる様子

しかし、相手のHPを削り切る前に、弾を撃ち尽くしてしまいました。ここからは、「MKNG」チームの攻撃を避けることに専念します。

リング中央の壁を有効的に使って攻撃を避けていきます

残り20秒のところで、相手の弾に当たりそうになりましたが、ダメージパネルに当たることなく、そのまま逃げ切ることができました。

続けて、同じ組み合わせ2試合目に入りました。
MKNG」チームは、出だしからやはりものすごい速度の連射を見せていきます。

画像左側から来ている弾は「MKNG」チームの弾です

TRK」チームも負けじと、持ち前の足回りの良さを活かして、機敏に立ち回ります。しかし、途中で3度ほど壁に激しく衝突してしまいました。

壁に激突した瞬間

構わず弾を発射しようとしましたが、カチカチという音がして、弾が発射されません。
すると突然、「TRK」チームのロボットは動かなくなってしまいました。

周囲には焦げ臭い匂いが充満しています

ピー」と、試合終了の笛がなりました。それと同時に、「TRK」チームのメンバーがロボットの様子を見に行きます。

しばらくロボットの様子を見ていましたが、すぐに修復することは難しそうです。

そこで急遽、3試合目は、ジュニアロボットチームの「Albus-Gemini」チームと、「TRK」チームの対決になりました。先ほど動かなくなった「Albus-Gemini」チームのロボットですが、息を吹き返したようです。「Albus-Gemini」チームは、試合に向けて準備をはじめます。また、その間「TRK」チームもロボットの調整を行います。

「Albus-Gemini」チームの整備の様子

両チームとも準備が完了して、戦いが始まりました。
TRK」チームのロボットは、調整によって動きがかなり早くなっています。

一方、「Albus-Gemini」チームも負けていません。相手の攻撃を避け、フリスビーを相手のダメージパネルに当てていき、HPを着実に減らしていきます。

攻撃を避ける様子

そして、見事、相手のHPを削り切ることができました。

画像右側のフリスビーが「MKNG」チームのロボットのダメージパネルに当たり、ダウンしました

閉会式

閉会式では、「TEKG」チームと「封印されしフリスビー」チームの各メンバーに、努力賞が配られました。

りゅーへーくん

ふくいくん

えいじくん

ろんくん

たっくん

パワー

たーさん

翔さん

特に頑張った、こがくんこっしーくんくっしーづっきー兄の4人には、最優秀選手賞が与えられました。

こがくん

こっしー

くっしー

づっきー兄

その後、全体や各チームで、集合写真を撮りました。

全体の集合写真

「港アルバスJRT」チームの集合写真

「MKNG」チームの集合写真

「TRK」チームの集合写真

「TEKG」チームの集合写真

「封印されしフリスビー」チームの集合写真

「柏の葉ロボットエンジニアリングクラブ」の集合写真

操縦体験会

大会終了後、16時まで操縦体験会を行いました。

 

今日の日はさようなら

操縦体験会も終わりを迎える頃、みんなの前に大量のお菓子が置かれました。
これは、ここまで頑張ってきたみんなへの、近藤さんからの差し入れです。この大量のお菓子をみんなで分けあいました。

差し入れのお菓子を配っている様子

そして、いよいよ別れの時です。名残惜しくも、みんなでお別れをした後、それぞれの道へ進んで行きました。

お別れの瞬間の写真

今回の活動を振り返って

不安が残る形で挑んだロボット競技大会でしたが、みんなが楽しく参加できていてよかったです。

そして、この活動報告も今回で最後となります。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。